安倍政権の倒れるまで

絵に描いた 安倍川餅の 黄な粉には 実がないのに 臭いだけあり


安倍が“アベノミクス第2ステージ”なるものを言い出した。なんなんだそれは?第1ステージはどうしちゃったの。3本の矢なるものを打ち出していながら、3本目の矢はまだ放たれてもいないし、第1の矢だって、専門家に言わせれば失敗で財政に負担が大きく、これから先が心配なようだし。それに、庶民には「大企業が儲かればそのおこぼれが回ってくる」からそれまで我慢なんて言いながら、円安で大企業は大儲けしているらしいが社内留保に励み、庶民にはその恩恵が回ってこないばかりか、食料品の値上がりに苦労していて、その他の消費に回らずGDPも低迷。第1のアベノミクスの失敗は明らかなのに、その反省も弁明もなく、例の、嘘をつくのは全く苦にならない性格で臆面もなく第2のアベノミクスだって。そしてまた飽きもせず‟3本の矢”。それもGDP600兆円の拡大』『希望出生率1.8倍』『介護離職ゼロ』だと。まあ、口先だけは達者で嘘を平気でつける人間だから何をいっても信じないが、どうやって実現するつもりなんだろう。そしていつまでに実現させる気なんだろう。彼も実現するとは思ってないだろうが、その魂胆は見え見え。腐臭さえする。
まあ、戦争法案で支持率を落としたので、一度国民を騙すのに成功したアベノミクスで再び国民を騙そうとしているようだが、自分で蒔いた種だが、国民は安倍の正体を見抜き始めている。来年の参院選が今から楽しみだ。できたら、衆院も解散して同時選挙になればもっと楽しみが増えるのだが。

 

安倍政権の倒れるまで

切れ目なし 抜け目もなしの つぶてには 次の選挙で 痛い目あわせん


切れ目なくいつでも戦争に参加できる平和という名の付いた戦争法案が、参院で野党の引き延ばし作戦をあざ笑うような抜け目のなさで可決され成立した。また、法案成立前に自衛隊ではアメリカと「日米防衛協力指針(ガイドライン)および安全保障関連法案を受けた今後の方向性」なる文書も作成されているという抜け目のなさ。(アメリカ軍お手伝い法案であることも明白に)
これだけの国民の反対を無視して。
軍事評論家や外交評論家は、自分の飯の種だから戦争法案に賛成しており、マスコミなどにその有用性を説くが、憲法を無視し立憲政治をも無視し、国民の声も全く無視している政府に対してはどのような意見を持っているのだろうか。政府と同じように『国民は無知だから俺たちが正しい道を作ってやっているんだ。法律なんかで生きていけない。』なんて思っているのだろうか。上から目線で。
中国や北朝鮮の脅威などと言っているが、中国だって北朝鮮だって、日本が挑発しなければ日本に対し戦争を仕掛けてくる気などない。もし、戦争を仕掛ければ世界の国々が黙っているはずもなく、世界中の経済が大混乱し自国の存立危機になることは目に見えている。
戦争の始まりはいつだって『自国の防衛』から始まる。平和憲法を持ち海外での戦闘行為をしない日本に言いがかりをつけるのは難しいはず。でも、これからは、言いがかりをつけるキッカケを与えてしまった。
また、中村医師をはじめ海外で活躍しているNPO法人の方々や個人で世界に貢献している日本の方々へのテロがとても心配だ。
来夏には参院選があるのでとても楽しみ。そして、早く解散なりして総選挙にならないかな。首を長くして待っている。今回の国民の怒りと不信感は政府だけでなく、何の抵抗もしない自民党公明党の議員たちへも向けられている。あなた方が思っている以上に根深く、根付くだろう。今までのように簡単には忘れない。
自民党公明党の議員の皆さん、痛い目にあわないためには、これからの選挙は遠慮したほうが良いのでは。どうせ国民の役に立とうなんて思っていないんだから。

安倍政権の倒れるまで

左でも 右に聞こえる 耳ともに 法無視できる 安倍の心臓

参議院戦争法案の中央公聴会を終えたが、安倍にとっては単なる儀式に過ぎず、ガス抜きが終わったとでも思っているのだろう。彼には、どんな人が戦争に反対したり憲法に違反していると言ったところで、聞く耳など持っていないだろう。私的諮問機関の委員を集めれば反対のことが聞けるから。
憲法学者(3人ものたくさんの学者を除いて)をはじめノーベル賞受賞者をはじめとする学者、そして映画・音楽・作家等々の文化人さらには退官後も政治的発言をしないのが通例という元裁判官まで多くの識者の方々、そして大学でも反対の署名をされている。それでも安倍は無視するだろう。違憲裁判になったとしても最高裁など得意の脅しでどうにでもなると思っているから。でも、今回の中央公聴会では、安倍の私的諮問機関の一員で与党の公述人が「最高裁違憲とする確率は低い」との発言に対し、元最高裁判事が「大変楽観的見通し、司法をなめたらいかんぜよ。」と大見得を切ったという。国民としては心強い。
それにしても、今回の安倍の最大の功績は、国民が憲法をはじめとする法の大切さを知ったことと若者の政治へ関心を高めてくれたことだ。連日何万人という、組織動員された者ではなく、個人として自らの考えのもとにデモに参加する人々。それを無視するだけでなく、「そんなに少ない」とか「無駄」だとか言う神経の持ち主が政治家に居るということが分かったのも安倍の功績だろう。
若者の代表的な立場で公聴会に出席した奥田さんが良いこと言ってる「私たちが世論を作り出したのではない。この状況を作ったのは紛れもなく与党の皆さんです。前日の答弁を翌日には平気で変える国会答弁やテレビでの安倍首相の理解しがたい例え話を見て不安に感じた人が声を上げ始めた。」そして議員に「自分の信じる正しさに向かい勇気を出して孤独に思考し、判断し、行動してください。」と。国会議員の方々、これをなんと聞きますか。特に自民・公明の議員の方々。

安倍政権の倒れるまで

この道は 祖父が来た道 あの道を 探す者など 通しはしない

 

自民党は安倍一色で、この道(岸信介が通ってきた道)以外の道もあることを示唆する者には、様々な横槍を入れて邪魔をする。多様性を認めぬ独裁的な、名前だけは自由で民主的な党であることがよく解った。

それにしても異様な光景だった。大勢の自民党員が、特に女性が前面に出て安倍を囲んで「ガンバロー」と気勢を上げているのをテレビニュースで見たら、それが午前8時ごろのことだと。朝早くからご苦労なことだが、野田の総裁選出馬を牽制する意味があるんだって。そんなことで朝早くから集まるんだったら政治家ならもっと他にやることがあるんじゃない。

安倍って男は、独裁者に憧れる気質の持ち主なのだろう。「私の言うことは正しい。なぜなら私は総理大臣だから」というような地位信仰と唯我独尊的な思考回路、そして極端な小心者で、少しの敵小さな敵でも徹底的に叩く。どう見たって野田が出ても勝ち目はないように周りをガチガチに固めておきながら、それでも安心できなくて、あんな演出をする。彼には民主主義の国のリーダーは適さないし無理だ。即刻辞めてもらいたいが‥‥。

それにしても、そこに集まった自民党の議員先生方。彼が民主主義のリーダーとして適さないことはよく知っているはずだ。それなのに朝早くから集まるとは、よほど暇なのかそれとも独裁者の顔色だけ窺っている小心者なのか。ある近くの国のお偉いさん方みたい。反対すると抹殺されたり交通事故に遭うのかな。まあ、国民の為にということは頭の中にこれっぽちもない事だけは確かなようですが。

 

 

安倍政権の倒れるまで

脳の中 覗いて見たい 羽生井山 除いてみたい 安倍や中谷

 

現在、将棋の羽生四冠と囲碁の井山大三冠はタイトル戦の最中だが(もっともこの二人は年がら年中タイトル戦を戦っているが)、いつも思うのだが、この二人の脳の中はどのようになっているのか覗いてみたい。何十手も前に指したり打ったりした手が、光輝いて見えたり、渋く自陣を支えていたり、思いもかけぬ強手が出たり、なんでこんな手をと思っていたのが数手後には相手の急所を抉ったりと、感心することが多く(素人だから当たり前のことだが)、そんなときは本当に頭を輪切りにして頭の中を覗き込み、どうなってるんだ、と見てみたくなる。私には理解不能。宇宙人かと思う。

また、一つ一つの駒や石をとても大切に使い、その能力を存分に働かせているように見える(プロなら、どの将棋指しも碁打ちも同じなのだろうが)。新聞やパソコンで棋譜を辿って見ていると美しく見える。

ところで、彼らとは全く逆で私の理解不能な人達がいる。安倍だ。それに中谷防衛相、そして高村をはじめとする自民党議員や公明党議員の面々。

参議院での戦争法案の答弁で安倍と中谷は衆議院の答弁とは違う答弁をしている。それでも、反省するでもなく説明するでもなく弁明するでもなくシレッとしている。テメーで国民に丁寧に説明すると言いながら、違うことを言っても、平気の平左。自分たちの考え方次第でどうにでも解釈して、それに法律を合わせるようなことを言っている。それでもなお、国民を守るための法律だとか、自衛隊はさらに安全になるなんて、どの面下げて言えるのか。全く、こいつらの脳みそはどうなっているのか。そんな脳みそ見たくもない。捨ててしまえ。

自民党の良識派と思われていた高村も、砂川判決が集団的自衛権を認めているなどとほざいて安倍に協力している。完全に晩節を汚してしまった。彼の脳みそもどうなっているのやら。見たくもない。

参議院でのコロコロ変わる答弁を聞いていれば、この法律が“国の安全を守る”とは到底思えない。自民党公明党の議員はそれでも賛成するのだろう。国民など関係なく自分の為に。この国の政治家には、国民を活かすだとか、国民の力を無駄にしないなどという脳みそを持った人はいない。見ても無駄だろう。

 

5年か10年後。安倍元首相への架空インタビュー。

アナウンサー「アベノミクスの破綻、自衛隊員が国外の戦闘で10名以上が死亡、原発もテロの脅威にさらされ、国民から怨嗟の声が上がっていますが?」

安倍元首相「え、国民。国民なんか関係ないよ。みんな財界の為の政策なんだから。その為に武器輸出解禁や原発の輸出にも力入れてきたんだから。まあ、いいじゃないかそんなこと。それより次の質問早くしろよ。」

 

安倍政権の倒れるまで

有るものを 取ろうとしない ゆかしさは 日本の鏡 安倍の口癖

新国立競技場に続く、オリンピック・パラリンピックのエンブレムの大失態で世界に大恥をさらしてしまった日本。こうなったら、オリンピック・パラリンピックを返上したらと言いたくなる。だが、日本においては、この連続の大失態にも拘らずだれも責任を取らない。しかも、安倍のように『責任は自分にある』とは誰も言わない。安倍は男らしく『責任は自分にある』と何度でも言う。でも、これらの関係者のうち一人も「責任は自分にある」と言わない。言ったら責任を取ることを知っているからだろう。少なくとも、恥知らずではないからだろう。

責任を取らないのはこれだけではない、川内原発の再稼働おいても、政府は『再稼働は事業者の責任において』と逃げ、原子力安全委員会は『新基準に適合したが安全と認めたものではない』と逃げた。九州電力は、当然のごとく『政府と安全委員会が認めたのだから再稼働した』と言うだろう。国民の安全や被害対策は地域の自治体や政府がやるものと思っているはずだし、九電が避難経路の確保や原発のゴミ処理についての見解や対策を出したとは寡聞にして聞いたことがない。

ここではさすがに安倍も『事故が起きたら、その責任は私にある』とは言えないのだろう。いかに恥知らずとはいえ。でも、一国の首相であるならば、ここでこそ『責任は私にある』と言ってほしいものだ。

 

安倍政権の倒れるまで

安倍を謗(そし)る歌1首

この世をば 滅茶苦茶にせし こむ世には 虫に鳥にも 安倍は成るらん

 

昨日、反戦争法案その大部分は反安倍の10万人デモで国会前が埋め尽くされた。それも、以前の労組や全学連といった組織によるデモでなく、一般市民によるデモである。秘密保護法・戦争法原発再開・マスコミへの恫喝・首相補佐官という行政トップの法律無視発言・首相取り巻き側近連中の反民主的発言・選挙をする前に野田と約束した定数削減の無視等々。また、アベノミクスも第3の矢など考え付かずに放置されたままで、円安による大企業だけ儲け、賃金は上がらず一般庶民は食料品の値上がりに苦しみ、貧富の格差が広がり、財政再建など夢のまた夢。株価だけを頼りにしたアホノミクスなどとも呼ばれる政策で、株を上げる為なら、年金で株を大量に買えるようにしたり、国債を買いまくったりしているが、失敗すれば年金はじめ財政の危機になる。

全く国民を無視或いは国家に属した税金支払い機としか思っていないような態度と政策。今までも二十人以上(沢山いるのでびっくりしたが)の総理大臣を見てきたが、こんな滅茶苦茶やる総理大臣は初めて見た。

まあ、選挙民が自民党に圧勝させたのがいけないのだが、自民党議員と公明党議員の方々に聞きたい。彼を本当に支持しているのかと。特に自民党議員の方々、彼を再び自民党の総裁にする気なのかと。後世には彼の事跡が日本の負の歴史に残るだろうから、その覚悟があるのかと。

 

大伴旅人の『酒を讃(ほむ)る歌13首』の内の一首

この世にし 楽しくあらば こむ世には 虫に鳥にも 我は成るらむ

(今の世を酒を飲んで楽しく過ごせれば、来世に生まれ変わった時には虫になっても鳥になっても構わない)