安倍政権の倒れるまで

巧言も 令色も無い 答弁は ただ大ぼらで 仁は彼方に

7月31日の朝日新聞の朝刊に『断言首相』の見出しで載っていたが、あの男は自分自身で何を考えているのか、何を話しているのかさっぱり分かっていないのでは?

“絶対に”とか“今後もない”とか政治家が““絶対に”“口にしてはいけないようなことを平気で言うだけで、具体的なことは何もない。もう一度日本語を勉強し直した方がいいのでは。しかし、一連の発言が『安倍はアメリカの草忍である』というなら理解できるが。

自民党公明党の議員の方々、それでも安倍首相についていくのですか?今回の法案は国民の生命と憲法に関わるものですから、政治家として安易な言動は許されないはずです。自分の生命を賭けてください.

もう何十年か前になるが、首相の言葉としては軽すぎるとして、曽野綾子女史(たぶん。記憶違いかもしれませんが)に中曽根元首相が『鉋屑が燃えるようにペラペラしゃべる』と批判されたが、そんなものよりもっと軽い。その他にも、『責任は自分にある』と言いながら全く責任を取らない、日本語に対する感性は中曽根などと比較してもずっとずっと劣っている。

そんな男が『美しい国へ』という本を上梓している。その中身は、子は親に、そして国民は国に尽くすことが日本の美徳であったとしそれを奨めようとする、孔子を源流とする朱子学を礼賛する内容である。それなのにこのざまである。国会での発言だけでなく、下品なヤジにも全く『仁』など全く感じられない。

論語に『巧言令色鮮(すく)なし仁』とあるけれど、彼の発言には人を一瞬でもひきつけるような“巧言”もなければ、最近の顔は、いかにも面の皮が厚そうで“令色”も無い。巧言令色が無くて、しかも仁がない。そんな人間が首相のなのでは、日本の平和憲法は武力を使わなければ守れないのかもしれない?!