安倍政権の倒れるまで

素晴らしい ジュゴン隠しの マジックも その時期見れば ネタはバレバレ

 

124日に普天間飛行場と牧港補給地区の一部を、5年ほど前倒しして17年度中に返還することに日米で合意したと発表された。とてもすごいことのようにキャロライン・ケネディ駐米大使と菅官房長官が共同記者発表までして。でも、この土地はアメリカが“銃剣とブルトーザー”により必要以上に収奪しておいた土地じゃないの?もっと早く返してくれてもよかったんじゃないのかねー。それにそのタイミングが、翁長知事が辺野古の代執行訴訟で2日前に意見陳述をしたばかり。もろに、この裁判に時期を合わせた発表だ。国はこんなに沖縄のことを考えているというポーズがミエミエのくさい芝居だ。それで辺野古に移転だなんてとんでもない。

最近は、来年の夏の参院選を控えて、国民に良いとこだけ見せて悪いところは徹底的に隠そうとしているようだ。

先日は、“特定秘密保護法”実施後に情報公開が制約を受けていないかなどを調査する予定だった、国連表現の自由担当者の訪日を来年秋以降へと延期させる要請をした。こんなこと調べられてマスコミへ脅しを掛け続けていたり、NHKを政府広報テレビに変更したりしてしまったことがバレたら、それでなくても右翼内閣とみられているのにさらに独裁政権でもある、と国際的に評価されれば、参院選にも大きな影響を与えてしまうからね。

そして、6日には南スーダンPKOに派遣している自衛隊の来年5月に行われる部隊交代で実施する予定だった『駆けつけ警護』を参院選後に先送りした。なんたって、武器を持って相手と戦うんだから、自衛隊員の何人か何十人かは怪我したり死亡したりするかもしれないから、あれだけ“絶対に”戦争はしないと言って、違憲である法案をドタバタのうちに通した戦争法案が、“やっぱり”となったら、参院選に負けちゃうからね。

それにしても、安倍の政治は解りやすい。政策は、大企業優先とアメリカへの植民地入り、戦略はマスコミ脅しの情報操作と教育関与による愚民化。

今、少し怖いのは、日本人が安倍の政策と戦略を喜んで受け入れているように思われることが屡々あることだ。

何とかならないのでしょうかね。